(3月10日)第2回ダイアログを実施しました

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    つづいて、3月10日に鳥取県立福祉人材研修センターで行われた「第2回ダイアログ」の模様をお伝えします。

     

    今回は「里山のように人と自然が調和したエネルギー」をテーマに、東日本大震災のあと、時をほぼ同じくして里山に関わりはじめ、自ら起業し地産地消のエネルギーの創出、林業やまちづくりの現場に関わるお二人から話を聞きました。

     

     

    お一人目は、鹿児島県からお越しいただいた講師の及川斉志さん(SATOEne(株))。

     

    及川さんの活動の背景には、“幸せで豊かな暮らしは自然環境から生まれる”という想いと、ドイツ留学中に起きた3.11福島第一原発事故があります。及川さんは、人・自然・社会にとって“気持ちいい自然エネルギー”を広めていくことを事業理念とし、市民共同の太陽光発電所や小水力発電、電気の小売事業、「電気のリストラ」に取り組んでいます。

     

    持続可能な社会構築に向けて、2050年までに日本のすべてのエネルギー(輸送、電気、熱)を100%再生可能なエネルギーにする未来を実現すべく、開発した永吉川水力発電所(42kW)が竣工間近であること、また、地産地消の自然エネルギーを鹿児島県内企業と行政が主体となって開発することにより、^多瓦念堕蠅靴薪展擦粒発、地域性を大切にし、地域が主体となって、地域に根ざした取り組みをすることによって、地域をより豊かにすること、C狼經超の保全に貢献していくことをめざしていること、が語られました。

     

     

    もう一人の講師・國岡将平さん(合同会社MANABIYA(林業))は智頭町出身。

     

    ふるさと智頭町の地勢や人口動態、山林の特徴や林業地としての歴史にも触れ、そのうえでなぜ東日本震災後にUターンしたのか、エネルギーの消費をはじめ、お金では交換できない「責任」に着目し、地域との付き合い方を考え始めたこと、Uターン後に智頭町の基盤産業である森林整備や、智頭町百人委員会、智頭ノ森ノ学ビ舎などまちづくりに携わる現状が紹介されました。

     

    また4Kといわれる林業や木材価格の現状、バイオマス利用がはらむ矛盾、その背景にあるエネルギー資源の変遷について触れ、自然と調和する暮らしに向き合うとき、エネルギーについても多様な見え方や選択肢があることが投げかけられました。

     

     

    グループディスカッションでは、お二人の起業背景にある「生き方」や「働き方」について問いかける話題から、林業の作業道や自抜型林業について、小水力発電がどんなところで可能か、地域のためになる小水力発電の実現のポイント、小水力発電の管理や運営体制についてなどの質問が多く聞かれました。

     

    また、「価値基準はお金だけではなく儲かるから再エネをやる」というのはこれからの時代に向けてもやめるべきといった議論、「及川さんのエネルギー事業は『世代間の公平』も考慮している」、「地域の住民たちとの情報共有や連携が欠かせない」といった感想も聞かれました。

     

    一方で、安い方を選ぶ消費者がいる中で、「地域の電力小売会社がどのように生き残っていくのか?」、「林業や小水力発電など地域に役立つ創エネを仕事として魅力に思う人たちは徐々に出てきていて、自分たちで足元の資源を見直し現状を再定義しないと、周りに持っていかれるのではないか」といったことも議論されました。

     

     


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      • 2018.08.07 Tuesday
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